「若布」 浜松に住んでいた頃、三河湾に浮かぶ日間賀島に足を伸ばして海の幸を堪能したことがありました。 民宿で出された朝食が衝撃的で、思わず「どんぶりに盛られし若布島の朝」と五七五にしてしまいました。 「惜春」誌上で高田風 […]
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1月の投句箱
「水仙」 昔、本井英先生のお宅にお邪魔して新年句会を行ったときに「だらしなく絡まるホース水仙花」という俳句を詠みました。 今にして思えば、もうちょっとマシな景が目に入ってきても良さそうなものです。 失礼な弟子で申し訳あり […]
12月の投句箱
「息白し」 大気が乾燥して冷え込むと、吐息が白く見える。 走ったり大声を出した時の豊かな白息が無性に懐かしいのは、コロナ禍の所為かも。 今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師 […]
11月の投句箱
「凩」 冬の初めに吹く強い北風。この風によって木々はたちまち葉を落とし、枯木となる。 三冬に亘って使われる「北風」との区別が必要。 今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師。鎌 […]
10月の投句箱
「秋祭」 秋季に行われる神社の祭礼。単に「祭」と言うと夏季のもの。別に「春祭」もある。 祭の発生や意義、季節感がそれぞれに異なる。農村の秋祭の場合、収穫に感謝し、山に帰る神を送るという本義が今も色濃い。 今回の選者 長谷 […]