5月の投句箱

「葉桜」 そこに桜が咲いていたことを忘れかけた頃、今度はみずみずしい桜の若葉が人々の目を奪う。 「桜」と付いても、葉桜は初夏の季語。 今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師。 […]

4月の投句箱

「蝌蚪」 一般には、おたまじゃくしの名で親しまれている。俳句を嗜む人は「かと」と呼ぶ。 「蝌蚪の紐」は、紐状に連なった蛙の卵のこと。 今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師。 […]

3月の投句箱

「卒業」 三月、全課程を修了して晴れやかに学窓を巣立つ。 卒業時の感慨や涙を知らない大人は居ないはず。 因みに、「落第」も春の季語。  今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師 […]

2月の投句箱

「春の風邪」 暖かくなって、うっかり引いてしまう風邪のこと。 冬に流行する感冒と比べ長閑な印象を受けるが、案外治りにくい。  今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師。鎌倉に住 […]

1月の投句箱

「初富士」 富士見坂、富士見台……。 一年中望める富士山も、元日に仰ぐ雄姿は格別。 昔は、江戸から眺める富岳を称したらしい。 今回の選者 長谷川槙子(はせがわ まきこ) 1962年生まれ 都内女子校の国語科講師。鎌倉に住 […]