俳句入門講座 -8

その八、句会を開きましょう〜必要なのは紙と筆記用具だけです

「俳句は座の文芸」ともいい、句会でのライブ感を味わうのも俳句の醍醐味の一つです。
ここでは少人数での一般的な句会の方法を紹介します。

1 座り方

参加者は輪(ロの字)になる状態で切れ目なく座ります。

2 投句

参加者全員が投句用紙に無記名で句を書いて提出します。

3 清記

全員の投句を混ぜ合わせ、投句数と同じ数の句を参加者全員に配布し、それを1枚の清記用紙に書き写します。
(それぞれの清記用紙には1番から時計回りに連番を記入します。最期の人は数字の横に「トメ」と書きます)

4 選句

自分の書いた清記用紙の中から良いと思う句を選び、選句用紙に書き写します。
終わったら右の人に廻し、左隣の人から次の用紙を受け取ります。
一巡したら選ん だ句の中から決められた数の句をさらに選びます。(自分の句は選びません)
※選句用紙は常に小さい数字から大きい数字の順に選句します(「トメ」の次は1番)

5 発表(披講)

選句用紙を集めて披講者が全員の句を読み上げていきます。
(自分の俳句が読まれたら、即座に大きな声で俳号を名乗ります。ここで初めて作者が明らかになります)

6 選評

その句会の主宰が選んだ俳句の句評をします。
(参加者の意見や質問に答えるなどして句会を締めくくります。慣れてきたら全員が一句評をしたり意見の交換をしたりすることもあります。)
 
 

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