第30回 日本伝統俳句協会賞 「能登の揚げ浜塩田」宮下末子 塩田の千畳礁初凪げる 東雲に七つ島置く初明り 麗らかや塩田開き砂開き 春光の空へ気合の潮を撒く 春潮の桶に踏み込み撒く矜持 風光り撒き鏤める潮光る 塩田の砂の筋 […]
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第29回 日本伝統俳句協会賞・受賞作品紹介
第29回 日本伝統俳句協会賞 「牧の初雪」安田豆作 広く散る花アカシヤの高さかな ぶつかつて来し牛虻の目の翠 牧に踏む土の匂ひや夕立晴 枝垂れがちなる白樺の晩夏かな 川幅を溢るるほどの赤蜻蛉 雲うごく刺さりさうなる三日月 […]